子どもの予防接種について考えたとき、私はは本で知識を得ようと思いました。
ネットで調べると反対派の意見が多い感じなので、賛成・中立派を調べるのに限界を感じたのもありました。
押さえておきたい良書
反対派、賛成派両方の意見を知りたかった私が選んだ本はこれです。
反対
気になったのはうつみん(内海聡Dr)、母里啓子Dr(もりひろこ)の著書。
過激すぎかなとは思ったものの、反対派としてはこれ位の切り口でちょうどいいのかもしれません。
うつみん(内海聡Dr)
うつみんは現代の日本の医療に異をとなえるスタンスで支持を集めてる感があるのですが、ワクチンを勉強してきた方ではないので予防接種の制度・仕組みなどを勉強して、おそらく独自の情報網も駆使して著書を書き上げたのかなという印象。
母里啓子Dr(もりひろこ)
母里啓子Drはワクチン医療の最前線で働いていた経験から、予防接種には反対しますというスタンス。
現場からの貴重な意見を知ることができます。
最新改訂版 子どもと親のためのワクチン読本 知っておきたい予防接種
賛成
子どもの予防接種は受ける流れが行政からつくられているので賛成派の方はわざわざ著書を書かないのかな、といった感じ。
賛成の意見を詳しく書いてくれているのがイワケン(岩田健太郎Dr)。
受ける方がいい予防接種もあるよ~(ざっくり)というのが本間真二郎Dr、鳥海佳代子Dr。
イワケン(岩田健太郎Dr)
イワケンは現役の大学教授なので(R4.4現在)うつみんと立場は全然違うのですが、日本の医療のココは間違ってるよということをガンガン発信しており管理人がとても好感をもっているDrのひとりです。
これらの著書は2冊ともひとつひとつの予防接種について具体的に教えてくれる訳ではないのですが、予防接種の免疫メカニズムや行政の仕組みを一般人にも比較的わかりやすく教えてくれている1冊かと思います。
予防接種の入門書としては、この2冊+次の1冊(自然に沿った子どもの暮らし・体・心のこと大全)を読んでおけばだいたい良いのかな~。
私も大変勉強になりました。
予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~ (光文社新書)
中立
本間真二郎Dr
本間真二郎Drはワクチン現場の最前線で働いたいた方ですが、このブログを見るまで全く存在を知りませんでした。
このブログだけでもかなり勉強できますが、やはり本も気になるので読んでみました。
ひとつひとつの予防接種についてしっかり教えてくれている良書です。
さらに予防接種の免疫メカニズムや行政の仕組みもより理解できました。
一般人向けに相当かみくだいているのでわかりやすかったです。
(表紙もとっつきやすいかわいい感じですしね。)
鳥海佳代子Dr
鳥海佳代子Drは現役の小児科医。
こちらもひとつひとつの予防接種について少しずつ教えてくれています。
また、一般人向けにかみくだいているのでわかりやすかったです。
予防接種の項目だけなら読むのに5分かからないと思います。
小児科医は自分の子どもに薬を飲ませない (いらない薬、いらないワクチン教えます)
総論
教科書的な本を買う必要は全くありません。
(パパ・ママに教える予防接種のすべて、みたいなガイドブック的な本のことです。)
なぜなら、母子手帳と一緒にもらえる予防接種の冊子にとても詳しい情報が掲載されているから。
基本的な内容なら、その冊子+厚生労働省のHPで十分です。
「一通り勉強したけど、結局、受ける方がいいの?受けない方がいいの?」という疑問をもった方にこの記事が役立つと嬉しいです。