コロナ前までは冬の一大イベントとなっていたインフルエンザ。
コロナですっかり下火になっている感はありますが、こどもの予防接種に関してはしっかり2回うちましょうとなっている感じがします。
インフルエンザの予防接種 うちますか?うちませんか?
お悩みのママパパ、予防接種ってなんだ!?というママパパ、子どもの健康に関心のある全てのママパパへ読んで欲しい記事です。
インフルエンザってどんな病気?
インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気である。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴である。
併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られる。
子供ではまれにインフルエンザ脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがある。
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がる。
日本では、例年12月~3月が流行シーズンであるが、2020年以降は下火となっている。
インフルエンザの流行の縮小には新型コロナウイルス感染症の流行が影響した可能性も考えられている。
けいれんや頭蓋内圧亢進症候(嘔吐、意識障害、乳頭浮腫、脈拍・血圧・呼吸の変化、瞳孔・眼球運動の異常、肢位・運動の異常など)をともなう。
死亡率は約30%で、約25%の子どもに後遺症が見られる。
ただし、高熱時の一部の解熱剤の使用も原因のひとつであるため、独自の判断での解熱剤の使用は控えることが望ましい。
インフルエンザってどうやってうつるの?
飛沫感染と接触感染の2つがあり、感染の多くが飛沫感染と考えられる。
インフルエンザの予防接種をうつメリット・デメリット
インフルエンザの予防接種をうつメリット

しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

インフルエンザの予防接種をうつデメリット

重症化を予防するのに必要な免疫ができるのは、2回目を接種して2週間ほどたったころからです。

季節性インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応には、接種した場所の赤み、はれ、痛み等があげられます。
接種を受けた方の10~20%に起こり、通常2~3日で消失します。
全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気、だるさなどが見られます。
接種を受けた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日で消失します。
また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み、かゆみ、呼吸困難等)が見られることもあります。
重い副反応として、ギラン・バレ症候群、急性脳症(=インフルエンザ脳症)、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されています。

(1回1500円~3000円の医療機関が多いかなと思います。2回接種の場合は×2倍ですね。)
インフルエンザの予防接種をうたないメリット・デメリット
インフルエンザの予防接種をうたないメリット

インフルエンザの予防接種をうたないデメリット



直近の2020/21 シーズン(2020年第36週~2121年第17週まで)の推計受診者数の推移は赤線のようになり、インフルエンザの累積推計受診数は約1.4万人でした。

おおよそではありますが、インフルエンザ累積推計受診者数のうち、0~4歳で全体の1割、5~9歳で全体の2割程、10~14歳で全体の1~1.5割程です。

直近の2020/21シーズンでは暫定0例でしたが、その前年2019/20シーズンでは暫定254例であり、10歳未満の割合は71%でした(=180例)。
予防接種をうたないということは、インフルエンザの重症化リスクが高まるため、インフルエンザ脳症に発展する可能性もあがるかもしれません。
けいれんや頭蓋内圧亢進症候(嘔吐、意識障害、乳頭浮腫、脈拍・血圧・呼吸の変化、瞳孔・眼球運動の異常、肢位・運動の異常など)をともなう。
死亡率は約30%で、約25%の子どもに後遺症が見られる。
ただし、高熱時の一部の解熱剤の使用も原因のひとつであるため、独自の判断での解熱剤の使用は控えることが望ましい。
まとめ
コロナ対策と同様の感染対策かと思われます。
それが功を奏したかどうかは定かではありませんが、インフルエンザ患者はぐっと減り、ついにはインフルエンザ脳症0例。
今後の報告待ちですが、このまま脳症0例が続くのであればインフルエンザ予防接種不要論はますます増えるのではないかと感じています。
今回はインフルエンザ予防接種のメリット・デメリットについてできるだけ平等に記事を書きました。
いかがでしたでしょうか?
インフルエンザの予防接種について皆様の理解が深まりますように。